| | 債務整理によってどの程度返済額(総額、月額)が減るかは、これまでの取引の内容(借入額、返済額、取引期間)によって決まってくる。以下、実際の例をいくつか紹介するが、取引期間が長い場合は過払いになっていることもある(なお、当事務所では、過払いになっている場合は、できる限り業者に過払い分の返還を求め、回収額の2分の1を依頼者に交付し、今後の返済原資にあててもらうことにしている)。
ケース1 Sさんは計7社から計約420万円を借りていた。内訳は以下のとおり。
P社 190万円(6年前から借入) A社 50万円(4年前から借入) T社 45万円(4年前から借入) M社 50万円(4年前から借入)
S社 30万円(4年前から借入) G社 30万円(4年前から借入) F社 26万円(1年前から借入) 債務整理の結果、以下のとおりとなった。
P社 165万円(毎月3万円ずつ返済) A社 42万円(毎月9000円ずつ返済) T社 40万円(毎月8000円ずつ返済)
M社 40万円(毎月8000円ずつ返済) S社 25万円(毎月6000円ずつ返済) G社 24万円(毎月5000円ずつ返済)
F社 25万円(毎月6000円ずつ返済) 結局Sさんは、420万円あった負債が約340万円に減少し、当面7万2000円ずつ返済すればよいこととなった。
ケース2 Hさんは計8社から計約250万円を借りていた。内訳は以下のとおり。
P社 35万円(17年前から借入) A社 35万円(12年前から借入) T社 40万円(17年前から借入) N社 30万円(17年前から借入)
R社 15万円(2年前から借入) E社 30万円(8年前から借入) X社 20万円(2年前から借入) C社 40万円(47年前から借入)
債務整理の結果、以下のとおりとなった。なおマイナスは過払いであり、実際に業者から回収した金額である。 P社 −70万円 A社 −76万円
T社 −100万円 N社 −120万円 R社 11万円 E社 −18万円 X社 14万円 C社 −24万円
結局Hさんは、250万円あった負債が25万円に減少しただけでなく、400万円近くの過払金が回収できたため、返済原資として200万円の交付をうけることができた(当然のことながら25万円の負債は一括返済した)。Hさんのケースは、取引期間が非常に長い借入が多かったため、多額の過払いが発生していたやや特殊なケースといえる。 |